溶融亜鉛めっき事業
当社の溶融亜鉛めっき事業は、鋼材のさびを防ぐ表面処理である溶融亜鉛めっき加工によって鋼構造物の長寿命化を実現し、安定した社会システムの構築・インフラ整備に貢献しています。
また、周辺自然環境に配慮した自動加工設備と東日本最大級のめっき槽をもつ東北ガルバセンターを中心に、社内他事業部門とも協力して、学術面での研鑽も進め、東北花巻が『溶融亜鉛めっきの世界のメッカ』となるように努めています。
業務内容
溶融亜鉛めっき
溶融亜鉛めっきは、被膜の耐食性・密着性にすぐれ、隅から隅まで均一な処理が可能です。施工後のメンテナンスフリーという利点もあり、鉄の錆を防ぐ方法の中では経済的に最も有利なものといわれています。(耐用年数:都市工業地帯62年、田園地帯:113年、海岸地帯25年 JIS H 8641:2007による)
笠間市役所キャノピー鉄骨(茨城県)
春日部病院立体駐車場(埼玉県)
対象製品:建築構造物全般、湾岸施設(防波壁、消波柵)、道路・鉄道(橋梁、標識柱、信号柱、照明ポール、ガードレール、グレーチング、スノーシェルター、落石防止柵、防音壁など)、電力・通信(鉄塔、鉄構、架台、架線金物など)等々
付帯作業:白錆防止処理、摩擦面処理(りん酸処理)、不めっき処理、札(リボン)付け、整品作業、めっき後の塗装、長期保管、配送など
※最終製品に溶融亜鉛めっき加工が必要なものであれば、鉄骨加工も可能です。
低光沢処理(りん酸処理)
低光沢処理とは、溶融亜鉛めっきの金属光沢を抑えるめっき後の表面処理です。用途として、自然環境と融和を図る場合や落ち着いた雰囲気を求められる場合等に適しており、溶融亜鉛めっき製品の塗装下地処理としても使用出来ます。色合いには、明色(N7.0)と暗色(N4.5)の2種類があります。
佐原消防署屋外ルーバー材(千葉県)
黒磯駅キャノピー鉄骨(栃木県)
加工可能サイズ
東北ガルバセンター(岩手県花巻市) 生産能力2500トン/月 JIS認証取得工場
めっき槽サイズ:14.0m長さ×2.1m幅×3.3m深さ
【加工可能寸法:13.5m×1.9(※)m×2.8m 重さ6.0トン 以内】
※幅が2.0mとなる製品の場合は、事前に相談をお願いします。
東北工場(福島県相馬市) 生産能力2000トン/月 JIS認証取得工場
めっき槽サイズ:10.5m長さ×1.7m幅×2.25m深さ
【加工可能寸法:10.0m×1.6m×1.8m 重さ4.0トン 以内】
低光沢処理槽サイズ:10.0m長さ×1.6m幅×1.6m深さ
【加工可能寸法:9.6m×1.4m×1.4m 重さ4.0トン 以内】
※加工可能サイズであっても形状によりめっき処理できない場合がございますので製作前に弊社までご相談ください。
関連資料ダウンロード
- 溶融亜鉛めっきガイダンス (PDF:4841KB)
- 低光沢処理(りん酸処理)資料 (PDF:2250KB)
- めっき営業カレンダー (PDF:17KB)
- めっき依頼書(入出荷工程管理表) (XLS:219KB)
- 搬入時のご案内(東北ガルバセンター、東北工場)
東北工場案内図 (PDF:562KB)
TGC-案内図 (PDF:159KB) - めっき関連のデンロ技報リスト(PDF:73KB)